省エネ住宅とは何か、これは注文住宅で家づくりをしたいとき知識として得ておくべき項目の一つといっても過言ではありません。ただ、省エネ住宅とは省エネ対策が行われた住宅などのように、簡潔にまとまっていると何をすれば省エネ住宅になるの分からない人も多いのではないでしょうか。住宅全体で外気に接している床・外壁・天井もしくは屋根、これらの個所を断熱材を利用して隙間なくすっぽり包み込むこと、これが省エネ住宅の基本です。隙間がある場合は、そこから熱が室内から室外に逃げてしまう、これとは逆に外から室内に熱が入りやすくなるので冷暖房費がより多く掛かることになります。
さらに、断熱性能が低い壁の室内側の表面は温度差が発生しやすい関係から結露の原因になることもあるので注意が必要です。このような説明を読むと省エネ住宅とは単に熱効率を高めることができる住宅だけでなく、温度差が発生しなくなるので結露が起こりにくくなる、これによりカビなどの発生を低減できるメリットがある家、このように考えることもできます。ちなみに、日本の家庭のエネルギー消費は約3割が冷房で省エネ性が高い住宅は暖冷房のエネルギー消費を抑える効果を期待できます。エネルギー消費が抑えられるので光熱費の削減にも繋がるわけですが、これと同時に地球温暖化や地球の環境保護などにも貢献できるメリットに繋げることも可能です。
このことからも、省エネ住宅とは地球にやさしい家といっても過言ではありません。