経済的な負担を減らせる側面や日常生活におけるサポートが受けられるという意味で、世帯間で協力しながら暮らせる二世帯住宅というものがあります。注文住宅を建てるときには自由な発想でプランを立てることができますので、二世帯住宅に適しています。最近は共働きをしている世帯も増えていますし、二世帯で同居することによって子育てのサポートも受けられるメリットがあります。注文住宅を二世帯住宅にするときには、子育て世帯と熟年世帯のそれぞれにおいてライフスタイルの提案をしながら話し合いをすることが大切です。

注文住宅を建てるためのプラン作りの段階では、間取りよりも生活のスタイルについて話し合いをすることがおすすめです。介護や子育てを行う上で必要になるものや、生活するにあたっての優先順位の高いものについて話し合う必要があります。さらに、注文住宅を建てるときに新居に引っ越すことになりますので、長期的な視野で物事をとらえておくことが大切です。将来的には、世帯間で考え方やライフスタイルに変化が出てくることもあります。

水回りや外溝を世帯間で共有することで、維持管理費を節約させることが可能になります。逆に生活と間取りのバランスが適さなくなってしまったときには、修繕や維持管理の負担のみが増えてしまうことも考えられますので、仕切りの壁を撤去すること、または増設するなどの工夫をして最も暮らしやすい環境を整えることが大切です。