注文住宅での暮らしから満足を得るためには、間取りや設備について考えなければいけないことは言うまでもありませんが、環境も重要な要素になります。注文住宅建築を始める前の周辺環境の調査は多くの人が行うことですが、その際に注意するべきことがあります。それは必ず現地に行って調べるということで、その回数は1回だけでは全く不十分だということです。近くに有るショッピングモールなどの存在は一度確認すれば充分です。

極端に言えば、有名な施設なら存在していることさえ分かれば、実際に足を運ぶ必要もないです。実際に現地に行かなければ絶対に分からないと言えるのは音です。道路を走る車の音とか、近所の工場から出る音などが有ります。これらの音は資料をいくら睨みつけても聞こえてくることはありません。

現地に行って確認することが不可欠です。複数回現地を訪れる必要がある理由は、時間帯や曜日によって条件が変わるからです。学校から聞こえている音は基本的には平日の昼間だけになります。確認するためには平日の昼間に行く必要があります。

道路を走る自動車の音は交通量に影響を受けます。平日と休日とで大きな差がある道路もありますし、昼と夜の差もあります。音の確認は少なくとも4回必要で、平日と休日のそれぞれの昼と夜に行うことが大切です。建築する注文住宅の構造やデザインにも影響を受けるので、その点に関しては施工会社と連携をして判断することが求められます。